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広東語学院の先生や学生たちによる
香港レポートのページ
観  光
 
 

 観 光 - vol.18月28日/'01
 啓 徳 空 港 の 思 い 出
啓徳空港最後の日の
旺角の空
みなさんはおぼえていますか?
1998年7月に閉鎖してしまった啓徳空港のこと。

写真と文/ Hatoko(上級1クラス)
Agu.27,2001

ぎりぎりに飛ぶ飛行機。
夜ともなると、まばゆいばかりのビルが
機体にぶつかりそうな勢いで迎えてくれる。
まさに香港名物であった。
これを見たさに何度も訪れた。
街をかすめていると
機内も街のおいしそうな香りでうめつくされる。
降りる前から香港気分である。

徳空港で1番思い出に残っているのが
到着ロビーを抜け、外に出るスラローム。
少し坂になっており、
両サイドには迎えの人たちが
ところ狭しと並んでいて、
なんとなく有名人になった気分である。
私はそこで自分の友人を見つけるのが大好きだった。
今の空港と違い、
人々の熱気を観じる香港らしい空港だった。

真は九龍城から閉鎖する最後の日に撮ったもので、
どうしても東京行き最後のフライトに乗りたかったため訪れた。
多くの人々がカメラを上に構え、耳を澄ませ、
一瞬で通りすぎてしまう機体のおなかを
カメラにおさめようと必死だった。
こんな香港名物シーンをもう見ることは出来ないが、
みなさんの心の中に
いつまでも残しておいて欲しい景観である。


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